プリスリーズ賞

日本のシャンソン界に多大な貢献された方々に贈られる賞として、
2011年に一般社団法人日本シャンソン協会によって制定されました。

ネーミングは、現存する最も古い近代シャンソンとされている曲「さくらんぼの実る頃」(Le temps des cerises)からイメージして命名されました。

2023年 受賞者

特別功労賞

アン・あんどう(あん あんどう)

1944年 三重県伊勢市生まれ。本名:安藤文恵 ペンネームの名付け親は石井好子氏。
高校時代から詞作を始め、20代の時に日本アマチュア作詞コンクールでグランプリを受賞。
戸川昌子氏の「青い部屋」でアルバイトをしながら、作詞家としての一歩を踏み出す。デビューレコードは、菅原洋一氏のLPの2曲。
歌謡曲、ポップス、CMソングの作詞の他、ラジオやTVの台本書き、ミュージカルの作詞・訳詞など多方面で活躍。
最初の作品は、博品館劇場での公演「ジュディ・ガーランドJUDYスタア誕生」(旺なつき主演)
その後、シャンソン、カンツォーネ等の訳詞を多く手掛け、作品数は800曲に及ぶ。
同時に構成・演出家としての手腕を振るう。
「1989年、博品館劇場での「Vol.1 アン・コレクション」を皮切りに始まった「アン・コレクション」、
2015年からの「アン・コレクションプラス」、日本シャンソン協会主催の「シャンソンフォリー」、
「フェスティバル・ドゥ・シャンソン〜プリスリーズ」他、多くの歌手の方々のコンサートの構成・演出も手掛けた。
書籍:『感じる』(2009年発行)『そして感じる』(2019年発行)
CD:『赤で感じる』(全25曲2017年発売)『青で感じる』(全25曲2017年発売)


最優秀新人賞

内藤加菜(ないとう かな)

静岡県浜松市出身。3歳よりヴァイオリンを始める。
幼い頃からクラシック音楽を学ぶ傍ら、自宅でよく流れていたシャンソンに魅了され、シャンソンの世界に興味を持ち始める。
幼い頃から長いこと眠らせていた「歌手になる」という夢を叶えるために大学時代より本格的に歌を学び始め、現在は日本の演歌からシャンソンまで、幅広いジャンルの歌を得意としている。
この「次世代シャンソン歌手発掘コンテスト」をきっかけにシャンソの世界をさらに深め、国内外で活躍できる歌手になりたいと考えている。


優秀新人賞(4名)

木村萌仁香(きむら もにか)

1998年生まれ/静岡県富士宮市出身
高校で声楽を専攻、クラシックを学ぶ。
卒業後、OSK日本歌劇団研修所へ。
同劇団に娘役として大阪松竹座・新橋演舞場・京都南座で舞台を踏む。
退団後は「赤毛のアン」ダイアナ役、劇団東少三越ファミリー劇場「シンデレラ」大きい姉役、全国ツアー「人魚姫」隣国の王女役、東京會舘100周年記念ホテルショー(ダンサー出演)等。
シャンソンは高橋良吉氏に師事。
「una canzone」にてレギュラーボーカル&ゲスト出演など、ミュージカルを中心に活動中。

仲本雄平(なかもと ゆうへい)

小学2年の頃からクラシックピアノをはじめ、その後ジャズを学ぶ。咲くやこの花高等学校演劇科に演劇について学んだのち、音楽をさらに深く学ぶべく大阪音楽大学ジャズ専攻ピアノコースに進学。
在学中に大阪を中心としたジャズの演奏やポップスシンガーの伴奏を務める。現在は『国際声楽コンクール東京』のミュージカル部門で関西地区の公式伴奏を務めるほか、『島津亜矢 歌怪獣襲来ツアー2022・2023』にも参加し全国各地で演奏活動を続けている。

姫しろパンチ(ひめしろ ぱんち)

歌舞伎俳優の父、日本舞踊家の母の影響で幼少から舞台に立つ。声楽を白石カヨ子師に師事。
桐朋学園芸術短期大学芸術科演劇専攻にて演劇を学ぶ。
17年からパントマイムを江ノ上陽一師に師事。
18年、渋谷サラヴァ東京にて行われたシャンソン歌手ソワレ主宰のコンサート出演をきっかけにシャンソン歌手としての活動を始める。
次世代シャンソン歌手発掘コンテスト優秀新人賞3年連続受賞(21年,22年,23年)。22年、一般社団法人日本パントマイム協会主催公演にて、山本光洋氏と共にシャンソンとパントマイムを融合した作品を発表。
日本舞踊とパントマイムで培った表現も活かし、独自のシャンソンを目指している。

みづ乃奈央(みずの なお)

東京都出身。学習院大学法学部法学科卒業後、ミュージカル・アカデミー04期卒業。
ミュージカル等、舞台を中心に活動する一方、2022年より「ウナ・カンツォーネ」レギュラーボーカルとしても活躍中。
最近の出演作品は、ミュージカル「スター誕生」オリちゃん役、ミュージカル「プロパガンダ・コクピット」幹部役など。
特技はホルン演奏、仕舞。

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