プリスリーズ賞

2018年 受賞者

特別功労賞 中原美紗緒(なかはら みさお)

nakahara2018

東京都渋谷区に生まれ、戦時中を福井県で過ごす。戦後、同志社高校を経て、東京芸術大学声楽科へ入学。
大学卒業後、中原淳一ファッションに身を包み鮮烈にデビュー。当時のフランス映画主題歌を中心に、NHK ドラマ「バス通り裏」、マルマン CM「夜は恋人」など、次々ヒット曲を放ち、1956 年より 7年連続でNHK紅白歌合戦に出場。
オリジナルソングが主体ではなかった時代、いわゆるアイドルの先駆け的存在として、人々の心に記憶される。
また、1958 年より主演したドラマ「あんみつ姫」は彼女の代名詞ともなり、そのキャラクターは、小泉今日子、井上真央へと引き継がれた。
結婚、出産をはさみ、1966 年からの育児休業。1978 年、12 年間のブランクを経て復帰。激変する時代のうねりの中、芸大で培った歌唱力と透明感あるキャラクターで、数限りないステージを踏み続けた。
晩年は食道癌による闘病生活のかたわら、歌手生活 40 周年コンサートを開くが、翌97年7月8日他界。
代表曲は、「パリのお嬢さん」、「フルフル」、「私の心はバイオリン」、「河は呼んでいる」、「バス通り裏」、「夜は恋人」など。
叔父に画家の中原淳一、義理の叔母に女優で元タカラジェンヌの葦原邦子がいる。


特別賞

ダニエル・ビダル

vidal2018

シャルル・アズナブールにスカウトされ、フランスのバークレー・レコードと契約、1969年に歌手デビューする。
「天使のらくがき」で日本デビュー。
「 カ ト リ ー ヌ 」「 小 さ な 鳩 」「 チ ャ オ ・ ベ ラ ・ チ ャ オ 」「 ピ ノ キ オ 」「 私はシャンソン」など、多くの楽曲を日本語で録音する。
1971年に発売された「オー・シャンゼリゼ」は、彼女の歌唱で日本で大ヒットとなる。
大の親日家としても知られ、1970年代初頭より度々日本を訪れ、数々のテレビ番組やコマーシャル、そして雑誌の表紙も飾り、日本でのコンサートは、北海道から沖縄まで180以上の都市をまわった。


最優秀新人賞

槇島あるまゐら(まきじま あるまゐら)

makijima2018

アメリカ人の父と日本人の母のダブルカルチャー。2歳の時に日本に帰国。
15歳からニューヨークにてダンス、唄のレッスンを受ける。
18歳で再び帰国。各方面でのアーティスト活動を本格的に開始する。
<音楽&ライヴ>2012年、オフブロードウエイ「Mama I want to sing」ゴスペルティーンズクワイヤー合格をきっかけに歌手活動をはじめる。
その後、代々木公園ブラジルフェスティバル、Zepp Tokyo、サラヴァ東京、赤坂プリンスホテルクリスマスショーなどに出演。
現在、DJ DRAGON や DJ 53+84 などとのコラボレーションも積極的に行っている。
<ダンス>2008年よりレストランシディークパレスでディナーショー出演。
<モデル>雑誌「BOB」表紙(2017)、CMモデル(テレビ、雑誌など)


優秀新人賞(4名)

アラン(あらん)

alan2018

佐賀県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。
大学在学中に劇団四季のオーディションに合格し、ミュージカルの基礎を学ぶ。
これまでに多数のコンサートや、ミュージカル、演劇の舞台等に出演。
2014年より、銀座の老舗シャンソニエ【蛙たち】を拠点にシャンソン・カンツォーネを歌い始める。
昨年7月には、蛙たちにて、右近健一氏(劇団☆新感線音楽部長)の構成・台本・訳詞によるバースデーソロライブを開催。
現在もレギュラーボーカルとして蛙たちのステージに立ちながら、レパートリーを広げている。
2017年11月、故郷である佐賀県・みやき町のプロモーション大使第1号に就任。
音楽活動を通して故郷の魅力を全国に発信している。

 

安藤奈津子(あんどう なつこ)

ando2018

1990年神奈川県出身。昭和音楽大学ミュージカルコース卒業。
在学中ヴォーカルを三浦志保氏に師事。
同大学卒業後「劇団浪漫狂」で劇団の中心として1年間所属、中村隆天のもと演劇を学ぶ。
第1回次世代シャンソン歌手発掘コンテストに参加したのをきっかけに、シャンソンを始め現在元町にあるシャンソニエDumontのマダム兼ピアニスト日野敦子氏に師事。

 

大川健斗(おおかわ けんと)

okawa2018

1993年8月6日生まれ。神奈川県出身。桐朋学園芸術短期大学芸術科演劇専攻卒業。
幼少よりピアノやクラリネットに触れながら音楽に関心を持っており、16歳より声楽を始め、短大より本格的にミュージカルに取り組む。
短大在学中は演劇の海外公演に参加しており、様々な舞台芸術やワークショップに触れることで表現者としての広い価値観を学び、芸術の持つ可能性を改めて確信する。
現在は舞台俳優としてミュージカル・ストレートプレイ問わず出演しており、時に自ら演劇公演やミュージカルショーを企画・製作し発表する。
近年では新たに、シャンソン歌手としてコンサートへのレギュラー出演も行っている。

 

SAKURA.(さくら)

sakura2018

岐阜県白川町出身。
20 歳でアイドルからシャンソンへ転向。
現在、芸能プロダクションを辞め、フリーとなり東京・大阪・名古屋にて 7 店舗レギュラー出演、全国各地でイベント、コンサートを行っている。
今年1月 10th anniversary をデビュー地名古屋。ブルーノートにて、(演奏 :いちむじん)公演を行った。

CD通販 “プリスリーズ2024” “パリ祭2024” “次世代シャンソン歌手発掘コンテスト2024” “シャンソンと共に2023” “日本シャンソンコンクール” プリスリーズ賞