プリスリーズ賞

2016年 受賞者

特別功労賞 なかにし礼

なかにし礼

1938年中国黒龍江省牡丹江市生まれ。立教大学文学部仏文科卒。
大学在学中よりシャンソンの訳詩を手掛け、「知りたくないの」(1964年)のヒットを機に作詩家となる。
ヒットメーカーとして活躍を続け「今日でお別れ」(1967年)、「石狩挽歌」(1975年)、「時には娼婦のように」(1978年)、「北酒場」(1982年)など約4000曲の作品を創る。
「天使の誘惑」(1968年)ほかで日本レコード大賞を3回、同作詞賞を2回、その他ゴールデンアロー賞など受賞歴多数。
昭和の終わりと共に作家活動を開始し、小説「兄弟」(1998年)を発表。次作の「長崎ぶらぶら節」(1999年)で第122回直木賞を受賞(2000年1月)。
満州からの引き揚げ体験を描いた「赤い月」(2001年)は100万部に迫るロングセラーとなり、映画化・テレビドラマ化。また文学座にて自らの書き下ろし戯曲で上演し、「戯曲・赤い月」(2005年)として出版。著書に「てるてる坊主の照子さん」(2002年)、「夜盗」(2003年)、「さくら伝説」(2004年)、「黄昏に歌え」(2005年)、「戦場のニーナ」(2007年)、「世界は俺が回してる」(2009年)、「生きる力 心でがんに克つ」(2013年)、「金色の翼」(2014年)、「平和の申し子たちへ」(2014年)など多数。
そして舞台作品の台本・演出も手掛け、演劇・舞踏・オペラを融合した「世界劇」という新しい上演形式は高い評価を受けている。
また昨年は作家・作詩家生活50周年という節目の年にもあたり、「なかにし礼と12人の女優たち」と「なかにし礼と75人の名歌手たち」をコロムビアよりリリース。
「なかにし礼と12人の女優たち」はレコード大賞企画賞を受賞した。
2012年に食道ガンが見つかり陽子線治療にて克服したが、2015年3月に食道横のリンパ節に再発。
手術と抗がん剤と陽子線治療にて再度克服。現在はサンデー毎日にて「夜の歌」を連載中。


最優秀新人賞

太田恵愛(おおた めぐみ)

太田恵愛

2012年よりウナ・カンツォーネのオーナーの高橋良吉氏に師事、シャンソン&カンツォーネを歌い始める。2014年に日本アマチュアシャンソンコンクール中部大会にてシャンソン・ルネッサンス賞、太陽カンツォーネコンコルソ・ポピュラー部門にて3位を受賞、翌年2015年に太陽カンツォーネコンコルソ・同じくポピュラー部門にて3位。
女優として芸能活動も行なっており、映画、ドラマ、CMにも多数出演中。


優秀新人賞(4名)

高田亜矢子(たかだ あやこ)

高田亜矢子

東京都出身。東宝ミュージカルアカデミー1期生卒業。ミュージカル等の舞台を中心に活動中。
主な出演作:「レ・ミゼラブル」、「SideShow」、舞台「二都物語」、「愛の唄を歌おう」、「ボンベイドリームス」など。
この夏、ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」に出演予定。昨年公開された富山県を拠点とした映画「魚津のパン屋さん」では主演を務め、主題歌も担当した。
その他、映画やゲームの歌の吹替など、活動の場を広げ現在に至る。数年前から『シャンソンバーボンボン』で歌う機会をいただき、シャンソンやカンツォーネを少しずつ勉強中。

 

樋口亜弓(ひぐち あゆみ)

樋口亜弓

1987年大分県日田市出身。幼少からの夢であった歌手を目指し高校卒業後上京。後にシャンソニエを中心にシャンソン歌手として活動開始。
22歳の時、1年間単身渡仏。現在は、シャンソン・自身のオリジナルを中心に都内シャンソニエ・ライブハウスにてライブ活動。
また、芝居や訳詞、作詞等にも励んでいる。

 

薮内彩奈(やぶうち あやな)

yabuuchi

1990年生まれ、東京都出身。早稲田大学卒。同大学院の文学学術院にて修士号を取得(2014年度)し、翌年度より文学研究科博士課程在籍。
シャンソンの独特な物語性に感動したことから挑戦した第一回次世代シャンソン歌手発掘コンクールにて優秀新人賞を受賞。
これをきっかけに都内を中心としたシャンソニエやホテルのロビーコンサートで定期的に活動中。声楽を沢木順・青山明両氏に、シャンソンを高関詢子氏に師事。

 

山野靖博(やまの やすひろ)

山野靖博

山梨県出身。小学生の頃よりギターの弾き語りを始める。県立甲府西高校を経て、東京芸術大学音楽学部声楽科バス専攻卒業。
「愛の妙薬」、東北支援コンサート(大船渡、陸前高田他)、「ジュトゥヴ」番外編@蛙たち、等に出演。2016年7月にはミュージカル「ジャージーボーイズ」(シアタークリエ)に出演予定。現在、クラシックやポップス、シャンソンなどさまざまなジャンルで年間70本以上のコンサートに出演。
ラ・コンパニー・ダッシュ所属。

CD通販 “プリスリーズ2024” “次世代シャンソン歌手発掘コンテスト2024” “シャンソンと共に2023” “日本シャンソンコンクール” プリスリーズ賞